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# by masumi-ashi | 2007-11-10 00:00

自由自在の私の左足。

半年後に検診に来るようにと言われて、3月に行かなきゃいけなかったのに
予約の電話を入れるのが遅くなってしまい、A教授の診察はもう既に予約がいっぱいで取れず4月に延びてしまった。

4月16日。午後3時。
〇〇が丘駅を降りてすぐ目の前の公園を抜けると、去年入院していた懐かしい病棟の窓が見えてくる。

病院の玄関までの坂道は、リハビリ(理学療法士)の W先生と肩を並べて一緒に一歩一歩ゆっくりと歩いた道。

懐かしい思いで あの日と同じ季節の風景を眺めながら、雨も降ってるというのに今日は走って向かっている。
予約の時間に少し遅れそうだったから。


1階の機械に診察券を入れて受付を済ますと、先ずは整形外科の窓口へ。
エスカレーターは使わず、階段を一気に駆け登る。

次はレントゲン撮影。

更衣室でGパンを脱いでレントゲン専用のズボンに着替えたり、台に上がったり降りたり。
術足を曲げたり伸ばしたりの撮影。
この狭い狭い更衣室では椅子を借りなきゃ衣服の着脱は困難だった。

術前や術後直ぐの不自由だったあの足と比較すると、今は自由自在だ。

長時間の歩行も、重い荷物を持っての移動も、周囲の誰よりも持久力があるのは私。

更に背中にはギターを背負って、「杖」なんてとっくにどこかに仕舞い込んだまま。

5キロまでしか荷物を持ったらいけない!と言われながら、
ある日 仕事から帰って抱えていた 大荷物を体重計に載せてみた。
11キロあった。教授には言えない言えない…。

レントゲンの結果、骨の状態は頗る良く、教授に誉められた。可動域も計る。順調。

困ることはあるか?の教授の問いに
間髪入れずに 私 「なんにも ありません!」

次の検診は、
1年後でイイとのこと。

憶えてられるかなあ???忘れてしまいそう!
# by masumi-ashi | 2007-04-21 17:35 | 退院、その後

記念日。

手術からちょうど1年。

全身麻酔から目醒めた時には人工股関節が体内に入っていた。

3月15日は手術記念日。
麻酔から目が覚めない可能性だってあるのだから、ここからもう一度人生を始められる、もう一人の私に生まれ変わった記念日。

それまでの何十年間の痛みの生活から解き放たれた記念日。

両足の長さが同じになった記念日。

正座をしても膝の位置に差がなくなった記念日。


8年前、母が主治医から1ヶ月の余命を告げられ、亡くなる半月前、私の足を随分と案じていた。

自分が治してあげられなかったからだと、ギプスをしたお前を背負って長年病院に通い切れなかったからだと、母は自分を責め、手術を強くすすめられたたが、私はその頃手術をするつもりは全くなく、寧ろ 悪い部位のある私が私だと思っていたから

治してしまいたくなかった。

生まれたまんまを変えたくなかった。

痛いのが平気だった。

足を引きずってたって平気だった。

みんなが振り返ったって平気だった。


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そして色々な経緯があって、こうして治してみると、そう言って私の事を不憫に感じていた母に、今の走り回れるこんな私の姿を一番見せてあげたかったな、と心から想う。
# by masumi-ashi | 2007-03-16 12:22

ダッシュ。

7月31日の予定だった検診日を、8月28日に変更してもらい、無事術後2回目の検診が終わる。

診察室で教授に「歩いてみなさい」と言われ、私は得意げな顔で狭い診察室を行ったり来たりの、まさにファッションショーのモデルウォーキング。

「背も高くなったみたいだね」と言われた。左足が右足よりも3㎝近く短かったのだから当然そうだろう。

しかも左肩を落として歩かない分 姿勢もいい。
痛くない分、歩く速度も一歩の歩幅も手術前とは大違い。

他に何が変わったか、ってGパンの裾を左だけ短く切らなくてよくなった事。
朝起きたら、なかなか動き出さない足や腰を熱いお風呂に浸かって温めてからでなくても、起床と同時に行動を開始できるようになった事。
重い荷物を持っても長時間の歩行が可能になった事。


行動範囲も拡がったでしょう?という先生は、私が返事をする前から、元々十分行動派でしたよね!と言葉を直ぐに付け足して笑った。

午後3時の予約時間にギリギリ滑り込み、1階の機械に診察券を差し込むと同時に、私の足は2階にある整形外科の受け付けに向かい、物凄い勢いで階段をダッシュして駆け上がったのを同時期に骨折で入院していた K田さんに確りと見られてしまった。
偶然、同じ日に検診だったのかぁ。わかっていれば、ゆっくりお茶でも飲みながら話せたのに。この検診の後は 木更津の友人とこうなる先約があったので足早に病院をあとにし夕方のラッシュの電車に乗り込んだ。

この K田さん、実はその後 この大学病院の理学療法士の研修生だったことが判明。
退院後、リハビリ室で白衣の彼に再会して驚かされた。

この日の 「 國吉さんのダッシュ 」は 当然私の担当だったリハビリのW林先生に伝わっていることは間違いない。ガッハッハ。
# by masumi-ashi | 2006-09-10 02:35 | あっ、危ない!

浮腫

両方の足首が浮腫み出して 随分経つ。
きっかけは 踵の高いサンダルを履き始めて だいぶ慣れたころ、仕事場で転んで
右足首を捻挫してしまったこと。
なかなか治らないなぁ、と気づいたのが 先月の東京行きの時だから、もう1ヶ月以上経つ。
痛くも痒くもなく 不快でもないので放っておいた。
ただ 太ったんだと思っていたくらい。ついに足首にも肉が付いたんだ、と。
そのうち 挫いていないほうの左足首の様子もおかしくなり、スカートなんか穿いて人前に出ることは許されないような太~い足首になってしまった。

大きな手術の後にはリンパの流れが悪くなり、足首や腰の辺りが浮腫むことがあるという。きっとそれかもしれない。
# by masumi-ashi | 2006-08-14 20:21 | 退院、その後